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バリスタが教える!コーヒー豆の保存方法は期間・容器・環境が大切|無印やニトリ製品を徹底比較!

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コーヒー豆の保存方法

コーヒー豆を保存する方法は、コーヒーを美味しく楽しみたい人にとっての悩みの種ですよね。

おうち時間も増えコーヒー豆を購入しご自宅で楽しむ方も多いのではないでしょうか。

そこで保存容器を販売しているお馴染みのカルディやニトリ、無印、そして100均を比較しながら、コーヒー豆を正しく長持ちさせる保管方法、環境、そして期間について考察していきます。

コーヒー豆の保存の最適解は「期間×容器×環境」

メーカーやお店によって紙袋や真空パック、密閉容器など、その保存スタイルは多種多様です。

コーヒー豆の製造過程によってもその保存できる期間も変わります。

そしてこの記事を読んでいる方は、北海道の方の方かもしれませんし、沖縄の方かもしれません。
地域によって温度も湿度も風当たりも全く違う環境です。

もしかしたら日本では一概に正解を見つけるのは難しいように思えます。

逆に言えば、容器、期間、環境の3点だけを考えて保存をすれば、より最適な保存方法が見つかる、ということです。

・期間
・容器
・環境

コーヒー豆はものによっては非常にセンシティブで扱いに気をつけないとすぐ香りが飛んでしまったり、本来の美味しい状態をキープできなくなってしまいます。

皆さんのためにも、そしてそのコーヒー豆を育ててくれた生産者のためにも、美味しい時に楽しみたいですよね。

つまり、コーヒーは他の食材と同じように「賞味期限」があるということなのです。

しかもより品質がいいものであればあるほど、賞味期限は短い傾向にあります。

【期間】コーヒー豆は「賞味期限」がある!

賞味期限とは、「記載された年月日まで、品質が変わらずにおいしく食べられる期限」(農林水産省HPより抜粋)を指します。

この年月日は、コーヒー豆を販売している(焙煎している)メーカー、そして製造方法によって様々です。

3ヶ月だったり、1年だったり。ただあくまでこれは目安で、この日までに飲み切らないといけない、というわけではありません。

以下の3点が保存期間において大切になります。

・「賞味期限」と「焙煎日」
・保存環境によって、美味しい期間も短くなってしまう
・豆の状態 or 粉の状態?

保存期間は「賞味期限」か「焙煎日」をみて判断!

適した保存容器や場所を選べたとしても美味しく飲める期間は決まっています。

袋を開けたらなるべくすぐ飲んでいただきたい、その理由についてお伝えしていきます。

買ってすぐと、買って数ヶ月では「香り」が全然違う

コーヒー豆の袋を開けた瞬間、ぶあっと広がるあの香ばしい香り。

あの瞬間を楽しむためにコーヒー豆を買うといっても過言ではありません。

しかしコーヒー豆の開けた瞬間の香りは長続きしません。

どんな香りの良い食物にも言えることですが、空気に触れた瞬間から鮮度は落ちていきます。

コーヒーも「生鮮食品」なんですね。

賞味期限はコーヒー袋の裏面に

コーヒー豆は「生鮮食品」だからこそ、よりコーヒーを美味しく楽しみたい方は賞味期限をしっかりとみましょう。

賞味期限はどのコーヒー屋さんでも大体パッケージの裏に書いてあったり、もしくは手書きやシールなどで貼られています。

コーヒーの種類によって賞味期限は大きく異なります。

例えば粉末状のインスタントコーヒーであれば1年くらいは持ちますし、一方で個人経営のこだわりのコーヒー豆であれば1ヶ月以内など。

決められた数値というのはありませんので、聞ける状況であればそのお店の方に聞くことが一番いいでしょう。

焙煎日の場合は、大体3ヶ月と考えよう

物によっては、焙煎した日しか書かれていない場合もあります。

個人経営のお店によく見かける場合ですが、もちろんお店の方に聞くことが一番ですが、焙煎日から大体3ヶ月とみて問題ないでしょう。

ただし、最近よく見かける「スペシャルティコーヒー」は、2週間から1ヶ月の間に味のピークを迎えます。

もしスペシャルティコーヒーを購入した場合は、3ヶ月も待たずに早めに飲むことをおすすめします。

季節や環境によって賞味期限が短くなってしまう可能性が!

四季折々の日本は、時には目まぐるしく変わる気候に左右され、食材の保管に頭を抱えていました。

特に湿気が日本は多いと言われます。

お部屋の隅など綺麗にしておかないとすぐカビてしまいますよね。そう、実はコーヒー豆もその湿気に気をつけなければなりません。

なぜかというと、コーヒー豆には匂いや湿気を吸収する特性があるから。

皆さんもコーヒー豆の「消臭効果」についてご存知の方も多いかもしれません。

コーヒー豆を楽しむ前に湿気を吸ってしまうと、コーヒー豆本来の香りや美味しい味が薄れてしまいます。

つまり「シケってしまう」のです。

夏場は湿気を避ける、そして冬場は加湿器などに気を付けましょう。

また地域によっては潮風が強かったり、からっ風しか吹かなかったり、盆地で湿度が異常に高かったり。

皆さんのお住まいの地域の特性もぜひ調べてみてください。特に湿気が多い地域は気をつけた方が良いでしょう。

豆の状態か、挽いたあとの粉か

コーヒー屋さんでコーヒー豆を買うときに必ず聞かれる質問です。

「お豆の状態ですか?それとも挽いた粉にしますか?」

ご自宅にコーヒーミルやグラインダーなど、コーヒー豆を粉砕する器具を揃えていらっしゃる方はお豆のまま、そうではない方は粉にしてもらっていると思います。

保存の観点から言うと、豆の状態の方が保存できる期間は長くなります。

なぜなら、粉にするとその分コーヒー豆の表面積が増え空気に触れる機会が多くなるから。

その分香りも飛び、空気中の湿気も吸いやすくなってしまうのです。

なるべくなら、もしご予算にご都合があればコーヒーミル、または自動で挽いてくれるグラインダーの購入をおすすめします。

というわけで「期間」を軸にコーヒー豆を保存する上で知っておきたいことをお話しましたが、まとめると、

・コーヒー豆には「賞味期限」があり、購入してからなるべく早く飲んだ方が美味しく楽しめる。
・保存をするときは「湿気」に気を付ける
・粉よりも豆の状態の方が比較的長持ちしやすい!

それでは、より具体的な保存方法や、保存容器、保存環境について考察していきます。

【容器】ニトリや無印でも買える!コーヒー豆の保存容器は、密閉できるもの

最近ではニトリや無印などのホームインテリア、ライフスタイルを提供しているお店でもコーヒー豆の保存容器が売られるようになりました。

もちろんそれはコーヒー豆だけではなく、お菓子やパスタ、ナッツ類など様々な食材にも対応していますが、コーヒー豆にとってもとっても頼もしいアイテムが勢揃いしています。

どう頼もしいのか、具体的にみていきましょう。

・ニトリ、無印のガラス容器
・カルディのスチール保存缶
・圧倒的コスパの100均
・「密閉」の必要性。「密封」との違い
・ジップロックはアリ?保存の注意点

ニトリと無印のガラス容器は万能

ニトリからは木製の蓋で密閉できる保存容器が販売されています。

木の温もりが感じられるコーヒーにもピッタシな容器です。

一方無印も同様に密閉ができる白い蓋のガラス容器が販売されています。

無印のガラス容器は同じものを重ねられるのがユニークな機能です。

ガラスの特徴は二つ

・匂いが容器自体に残りづらく、そのほかの食材に入れ替えることも可能
・外からも中身が確認でき、おしゃれなインテリアとしても◎

機能面もデザイン面も頼もしいニトリと無印のガラス容器でした。

おしゃれなカルディの保存缶

カルディからはステンレスでできた保存容器が販売されています。(その他色の展開あり)

シリコンゴムパッキンがしっかりと蓋を閉め密閉させるため、機能面も文句なし。

スチールでできているため、軽く丈夫な素材、かつ遮光性にも優れています。

カルディで購入できる200gのコーヒー豆がぴったし入る、カルディファンにとっては間違いなしの容器ですね。

コスパ重視!100均でもしっかり保存できる

ダイソーからも他に引けを取らない保存容器が販売されています。

こちらはワンプッシュで密閉できるとても機能性の高い保存容器です。

片手で開け閉めができるため、何かと手の空いていない時に片手で閉められると非常に便利ですよね。

ただ本体がPET素材でできているため、長期的に使用した場合にニオイ移りが気になるところです。

ただ100円で買えてしまうコスパの良い商品でもあるので、試しに買ってみるにはちょうどいいお手頃感かもしれません。

密閉のである必要性。密閉と密封の違いとは?

紹介したものは全て「密閉」できる容器となっています。

密閉容器とは、固形の異物の混入を防ぎ、内容品の損失を防ぐことのできる容器とされています。

一方で「密封」容器は、固体、液体、気体の侵入を防ぐことのできる容器とされています。

より強固に守ることができる方が「密封」というわけですね。

ただし、ご紹介したように密閉容器の方が手軽に手に入れることができるため、密閉容器をお勧めします。

ジップロックでの保存はアリ?

この後ご説明する冷蔵庫の保管では、やはり場所をあまり取りたくなかったり、他に収納スペースも確保できないなどといった理由でジップロックで保存されている方も多いと思われます。

結論から言えば、ジップロックでの保存はアリです!ただし注意も必要です。

ジップロックの特徴は

・袋内部の空気をなるべく減らせられる
・場所を取らない
・サイズやメーカーなど様々な選択肢

ですが、その手軽さゆえに冷蔵、冷凍庫の奥底に眠ってしまう、なんていう場合も散見します。

注意したい点は、その冷蔵、冷凍をする場合の時です。

【環境】冷蔵?冷凍?それとも真空?容器自体の保管方法

お気に入りの保存容器が決まったら、次は保存する環境についてです。

「湿気」がコーヒー豆の保存に大きく影響を及ぼしてくることは、記事内でもお伝えしてきました。

そのため密閉性の高いものを容器としてご紹介しましたが、湿気の元となる「水分」がどうしても発生してしまう環境があります。

それが「冷蔵庫」です。

以下の点に着目してご説明していきます。

・冷蔵庫での保存が注意が必要
・結露がとても起きやすい環境
・真空が一番良い。けど…
・乾燥剤や珪藻土で湿度を吸収!
・ポイントは「湿度」

冷蔵と冷凍は注意が必要

コーヒー豆を冷蔵庫、もしくは冷凍庫に入れて保存する方法をよく耳にします。

特にジップロックを使用して保存している方がよく見受けられます。

この場合、「長期間、密閉の空間を維持できる状態」であれば冷蔵庫、冷凍庫でも問題はありません。

ただ、例えばコーヒーを飲むために何回も冷蔵庫に入っている保存容器の蓋を開けたり、外に出したりすると、「長期間、密閉の空間を維持」できなくなってしまいますよね。

なので週に2,3回でもコーヒーをご自宅で飲まれるという方は、冷蔵庫や冷凍庫に入れずに保管することをおすすめします。

冷蔵庫は結露が起きやすい環境

0度近い環境と室温の環境を行き来すると「結露」という現象が起きます。

皆さんも冬の朝に窓ガラスが水でびっしょりになる経験があるかと思いますが、それが保存容器内外で起きてしまいます。

そこで発生した結露が原因で水分が発生してしまい、コーヒーに水分が触れることになり、結果的にコーヒー豆が「シケってしまう」のです。

つまりコーヒー豆を保存する環境は、温度変化の少ない場所、例えば室温に保たれたキッチン棚が良さそうです。

もしどうしても冷蔵庫や冷凍庫に入れたい場合は、なるべく容器を開ける頻度を下げることをおすすめします。

真空が一番鮮度をキープできる

では結露などの外的要因が入り込まないよう、真空状態を保てれば一番いいんじゃないか!?と。

確かに空気を抜き真空にすることで鮮度はかなり保たれます。

理論的には可能ですが、真空状態を保つためにはそれだけ設備も整えなければなりません。

むしろ手軽にシンプルに保存ができた方がコーヒーも気軽に楽しめると思いますので、真空状態に関してはこの場では割愛させていただきます。

乾燥剤や珪藻土で湿気を吸収!

空気中の湿気を減らしてくれる、コーヒー豆の救世主とも言える存在が、乾燥剤としての「珪藻土」。

よくお風呂場の足拭きマットとして使用するシーンを見かけますが、実は手のひらサイズの小さな珪藻土も100均でもよく見かけるようになり、ダイソーやセリアなどでも販売されています。

ミニ珪藻土を例えばコーヒー豆の入っているガラス容器に入れたり、ジップロックの中に同封したりすれば、容器内の湿度を珪藻土が吸ってより乾燥した状態を作り出せます。

100円で買えるとっても優れものなので、ぜひ皆さんも試してみてください。

コーヒー豆保存のポイントは「湿気」

コーヒー豆を保存する環境を考える上でポイントは「湿気」です。

冷蔵庫にしろキッチン横の棚、カウンター上にしろ、コーヒー豆になるべく湿気を含ませないことを意識しましょう。

そして珪藻土などの乾燥剤アイテムも使用することによってより湿気の少ない環境を作り出すことができます。

お住まいの環境、ご自宅の保管スペースを「湿気」という観点で改めて見直し、なるべく湿気の少ない環境でコーヒー豆を保存してみてはいかがでしょうか。

まとめ|コーヒー豆の保存方法のポイント・「湿気」を避ける容器と環境を整えること。
・コーヒー豆は「生鮮食品」であること。
より充実したおうち時間のコーヒータイムを作り上げるためにも、この記事が役に立てたら嬉しいです。

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