ウォーターサーバーはどれだけ安くても決しておすすめのできないメーカーが多数存在します。
安さの裏にはカラクリあり。
しかし、ウォーターサーバーを使用したことのない方では見分けることは難しいでしょう。
そこで「本当に安心して使用できる安くておすすめのウォーターサーバー」を厳選しました。
今回ピックアップしているメーカーであれば失敗することはないでしょう。
ウォーターサーバーを20台以上使用してきた編集部と、水の専門家アクアソムリエが自信を持っておすすめするウォーターサーバーです。

この記事でわかること
安いウォーターサーバーを選ぶ注意点!
コスパの良いウォーターサーバーを選ぶ前には次の2つに注意しなければなりません。
・水の種類(天然水/RO水/浄水)
・契約期間と解約金
この2つに注意していれば失敗しません。
注意1.水の種類を知っておくこと
ウォーターサーバーでは3種類の水を飲むことができます。
・天然水
・RO水
・浄水(水道水を浄水した水)
少し前までは天然水の方が高いとされていましたが、現在では天然水でも安いウォーターサーバーが続々と登場しています。
そのため、ウォーターサーバーを選ぶときは、まず飲みたい水の種類を決めることが第一です。
家庭用の浄水器はろ過率約80%ですが、RO膜はなんと「99.99%のろ過率」を誇ります。
さらに赤ちゃんのお腹にも優しいバランスでミネラルを加えており、一年中品質の変わらない水を飲むことができます。
そのためウォーターサーバーで飲めるRO水のほとんどはミネラルが含まれており、ROミネラルウォーターとも呼ばれています。
天然水|無添加でミネラルたっぷり
ミネラル成分をしっかり摂取したい方には天然水がおすすめです。
ウォーターサーバーの天然水は、水質が良く水量も豊富な全国各地の水源地から選ばれています。
採水地によって水に含まれるミネラル成分が違いますので、硬度も味も違います。
健康的に水分を摂取したい方には天然水のウォーターサーバーがおすすめです。
RO水|赤ちゃんのミルク作りに最適
RO水は一年中品質が安定しているため赤ちゃんのいるご家庭には特におすすめです。
RO水は天然水や水道水をRO膜という超微細孔のフィルターでろ過し、不純物を取り除いたもの。
赤ちゃんに有害といわれている残留塩素やトリハロメタンもRO水には含まれておりません。
さらに天然水はミネラル成分が自然由来のため、時期によりミネラル含有量が多少変わります。
ミネラル含有量が多過ぎると、赤ちゃんが下痢を起こしてしまう可能性もあります。
そのため、赤ちゃんのミルク作りに活用するなら、一年中赤ちゃんのお腹に優しいバランスでミネラルが含まれているRO水が最適です。
浄水|自宅の水道水が綺麗な水になる
水の種類やミネラルなどは気にせず、とにかく安くて安心できる水が良いという方におすすめ。
自宅の水道水を専用フィルターで綺麗な水にすることができるウォーターサーバーです。
そのため定額制で使い放題が最大の魅力。
料理にもたっぷり使えて便利です。
注意2.契約期間と解約金を確認しておくこと
ウォーターサーバーのほとんどのメーカーでは契約期間と解約金が設けられています。
契約期間と解約金の相場は以下です。
契約期間 | 1年~2年 |
---|---|
解約金 | 9,500円~16,500円 |
どれだけ月額コストが安くても、契約期間と解約金が高く設定されているのは避けるべきです。
解約金は20,000円を超えてくると高い認識です。
良心的なメーカーを選ぶのであれば解約金は20,000円がいいでしょう。
専門家が選ぶ!安いウォーターサーバーTOP7社
順位 | メーカー | 月額料金 | 水 |
---|---|---|---|
1 | アルピナ | 2,897円 | RO水 |
2 | アクアセレクト | 3,132円 | 天然水 |
3 | ハミングウォーター | 3,300円 | 浄水 |
4 | 信濃湧水 | 3,240円 | 天然水 |
5 | エブリィフレシャス | 3,300円 | 浄水 |
6 | クリクラ | 3,380円 | RO水 |
7 | アクアクララ | 3,908円 | RO水 |
※価格は総額表示(税込価格)になります。
ウォーターサーバーの月額費用の相場は3,000円~4,500円です。
そのため、月々4,000円を超えてくると安いとは言えません。
今回、厳選した7つのウォーターサーバーは月々4,000円以下です。
特に大きな拘りはなくウォーターサーバーの原点である「お湯と冷水がいつでも飲める機能」さえあれば十分という方におすすめの7社を選びました。
ここで重要なポイントは次の2つです。
・水の配送料
・サーバーレンタル費用
これらをトータルして月々の費用が安いウォーターサーバーだけを厳選しました。
1位:アルピナウォーター(トーエル)
アルピナウォーターの詳細 | |
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月額料金 | 2,897円(税込) ※水代2,268円+レンタル代629円 |
水の種類 | RO水 |
温度の種類 | お湯・冷水 |
ボトル交換 | サーバー上部 |
契約期間 解約違約金 |
1年以内-11,000円(税込) |
2位:アクアセレクトサーバー(アクアセレクト)
アクアセレクトサーバーの詳細 | |
---|---|
月額料金 | 3,132円(税込) ※費用は水代のみ |
水の種類 | 天然水 |
温度の種類 | お湯・冷水 |
ボトル交換 | サーバー上部 |
契約期間 解約違約金 |
1年未満-6,160円(税込) |
さらに契約期間と違約金に関しても1年以内で6,160円と非常に優しい設定です。
3位:ハミングウォーター(コスモライフ)
ハミングウォーターの詳細 | |
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月額料金 | 3,300円(税込) ※定額使い放題 |
水の種類 | 浄水 |
温度の種類 | お湯・常温水・冷水 |
ボトル交換 | 水道水補充型のため不要 |
契約期間 解約違約金 |
2年未満-16,500円(税込) |
4位:信濃湧水(トーエル)
信濃湧水の詳細 | |
---|---|
月額料金 | 3,240円(税込) ※費用は水代のみ |
水の種類 | 天然水 |
温度の種類 | お湯・冷水 |
ボトル交換 | サーバー上部 |
契約期間 解約違約金 |
1年以内-11,000円(税込) |
5位:エブリィフレシャス(フレシャス)
エブリィフレシャスの詳細 | |
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月額料金 | 3,300円(税込) ※定額使い放題 |
水の種類 | 浄水 |
温度の種類 | お湯・常温水・冷水 |
ボトル交換 | 水道水補充型のため不要 |
契約期間 解約違約金 |
1年未満-22,000円(税込) 2年未満-16,500円(税込) 3年未満-11,000円(税込) |
6位:クリクラサーバー(クリクラ)
クリクラの詳細 | |
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月額料金 | 3,380円(税込) ※水代2,920円+安心サポート料460円 |
水の種類 | RO水 |
温度の種類 | お湯・冷水 |
ボトル交換 | サーバー上部 |
契約期間 解約違約金 |
2年以内-12,100円(税込) |
7位:アクアスリム(アクアクララ)
アクアスリムの詳細 | |
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月額料金 | 3,908円(税込) ※水代2,808円+安心サポート料1,100円 |
水の種類 | RO水 |
温度の種類 | お湯・冷水 |
ボトル交換 | サーバー上部 |
契約期間 解約違約金 |
2年未満-11,000円(税込) |
一人暮らし向け:安いウォーターサーバーならこの2社!
次に一人暮らしに最適なコスパの良いウォーターサーバーを2つ厳選しました。
ウォーターサーバーは使用する環境によっておすすめできる機種が違いますので、以下の項目に注目して一人暮らしに最適な機種を選びました。
・本体サイズ
・注文ノルマが無い
専門家が忖度なしで一人暮らしの方におすすめするなら、この2つだけしか候補にあがりません。
1位:エブリィフレシャス(フレシャス)
エブリィフレシャスの詳細 | |
---|---|
月額料金 | 3,300円(税込) ※定額使い放題 |
水の種類 | 浄水 |
温度の種類 | お湯・常温水・冷水 |
ボトル交換 | 水道水補充型のため不要 |
契約期間 解約違約金 |
1年未満-22,000円(税込) 2年未満-16,500円(税込) 3年未満-11,000円(税込) |
コンパクトでおしゃれなエブリィフレシャス。
定額3,300円で飲み放題、さらに静音設計のため一人暮らしに多いワンルームでも就寝時に音が気になることがありません。
安くて高性能なので、一人暮らしにもっとも向いている安いウォーターサーバーと言えます。
2位:アルピナウォーター(トーエル)
アルピナウォーターの詳細 | |
---|---|
月額料金 | 2,897円(税込) ※水代2,268円+レンタル代629円 |
水の種類 | RO水 |
温度の種類 | お湯・冷水 |
ボトル交換 | サーバー上部 |
契約期間 解約違約金 |
1年以内-11,000円(税込) |
ウォーターサーバー業界で最安値のアルピナは注文ノルマがありません。
一人暮らしでは水ボトルが消費しきれずに溜まってしまうというのがあるある。
月々3,000円を下回り、注文ノルマが無いウォーターサーバーはアルピナウォーターだけです。
ウォーターサーバーを20台以上使用してきた専門家が本気で選んだランキングになります。
本当にウォーターサーバーは安いのか?市販の水とコスパ比較!
そもそもウォーターサーバーを契約することは市販のミネラルウォーターを購入するよりも安いのでしょうか。
ここで重要なことはウォーターサーバーは単純に水を飲むだけの機械ではなく、時短というメリットがあるということです。
いつでもお湯が使える、赤ちゃんのミルク作りの時短ができる、買い出しやペットボトルゴミが嵩張らないなど。
ウォーターサーバーを使用している方の多くはこの便利な機能を求めて契約しています。
しかし、実際にどちらがお得なのかも気になります。
ウォーターサーバーと市販の水をコスパ比較
いろはす (市販の天然水) |
アクアセレクト (天然水) |
アルピナ (RO水) |
クリスタルガイザー (市販のミネラル水) |
---|---|---|---|
500mlあたり81円 ※1,941円/500ml×24本 |
500mlあたり65円 ※3,132円/24L |
500mlあたり60円 ※2,897円/11.8L |
500mlあたり50円 ※1,210円/500ml×24本 |
市販で購入できる水をまとめ買いした時と料金を比較しました。
同じ天然水の「いろはす」をまとめ買いするよりもアクアセレクトの方が安いことが分かります。
ペットボトルゴミも出さずにお湯も使える利便性を考えると、ウォーターサーバーを契約する方がコスパが良いですね。
ただし、水の種類に拘りがなくとにかく安いミネラルウォーターをまとめ買いするなら、「クリスタルガイザー」が「アルピナウォーター」よりも10円安いです。
月々の費用に換算すると24Lで月480円安くなります。
しかし、「ウォーターサーバーにはいつでもお湯が使えてまとめ買いする手間がない」というメリットがあることも踏まえて検討しましょう。
安いウォーターサーバーを契約後によくある失敗
お水の料金だけを見て判断すると失敗することが多いです。
ウォーターサーバーにはメーカーによって様々な料金が発生します。
②サーバーレンタル料
③メンテナンス料
今回、厳選しているウォーターサーバーはもちろん上記3つを重視して選んでいます。
トータルで発生する費用をしっかり把握して契約しましょう。
ウォーターサーバーの電気代はいくら?
ウォーターサーバーは当然、電気代もかかります。
ウォーターサーバーの電気代は1ヵ月平均1,000円ほどになりますが、エコ機能付きのサーバーであれば月330円~まで節約できます。
今回、厳選したフレシャスのスラットはなんと電気代が380円(エコモード使用時)になります。
トータルコストを下げるには省エネ機能も必須です。
サーバーのレンタルは有料と無料でなにが違うの?
新型モデルや高性能サーバーの場合はレンタル料が発生することが多いです。
また、お水の料金が安いメーカーはサーバーレンタル料が高いケースもあるので注意です。
反対にレンタル無料の場合はお水の料金が高く設定されていることが多いです。
契約する際には必ずこれら費用を確認しておきましょう。
毎月の購入ノルマに注意
そもそも購入ノルマとは「月にお水を最低◯本以上注文しなければいけない」といった決まりのことです。
この注文ノルマを把握せずに契約をして、お水が消費できずにどんどん溜まっていくケースは非常に多いです。
ウォーターサーバーあるあるですね。
また、ノルマがないウォーターサーバーでもサーバーレンタル代やサポート費用だけが発生することもあります。
注文ノルマなしのサーバー
次の2つの注文ノルマがないウォーターサーバーでおすすめできるメーカーです。
機種 | レンタル代金・サポート費用 |
---|---|
アルピナ | 629円 |
アクアクララ | 1,100円~ |
お水が溜まってしまいそうな方は注文ノルマがないウォーターサーバーを選びましょう。
家族構成別の料金シミュレーション
ウォーターサーバーの月々のコストは家族構成によって大きく変わります。
そこで、アルピナ(RO水)とアクアセレクト(天然水)を使用した場合にかかる家族構成別の料金をまとめました。
アルピナ(RO水)の場合
家族構成 | 月額料金 ※ | 使用量 | ボトル数 |
---|---|---|---|
1人暮らし | 2,897円 | 800mℓ/日 | 2本/月 |
2人家族 | 2,897円 | 1ℓ/日 | 2本/月 |
3人家族 夫婦+子供 |
4,031円 | 1.2ℓ/日 | 3本/月 |
3人家族 夫婦+赤ちゃん |
5,165円 | 1.6ℓ/日 | 4本/月 |
4人家族 夫婦+子供2人 |
5,165円 | 1.6ℓ/日 | 4本/月 |
※)サーバーレンタル料の月629円を含む
1人~2人暮らし
夫婦や同棲カップルのパターンですね。
赤ちゃんや子供がいないケースだと月額料金は安くなります。
共働きで日中に自宅にいない場合も多いので、朝と夜にコップ4杯~6杯分くらいと予想されます。
3人家族(夫婦+子供)
小学生以上のお子様を想定した消費量になります。
自分でウォーターサーバーを操作できるお子様がいると消費量は増えます。
そしてジュースを飲む量が減るというメリットがあります。
これはウォーターサーバーを導入したママさんから良く聞きますね。
多く見積もって1ヵ月に3本としましたが、月に2本以内でもやり繰り可能です。
実際、3人家族で1ヵ月2本注文という方はたくさんいます。
3人家族(夫婦+赤ちゃん)
一番お水の使用量が多くなるのが、赤ちゃんがいる場合です。
お水を粉ミルクに使用するとどうしても減りが早くなります。
粉ミルク以外には使わないようにして1ヶ月2本に抑えているやりくり上手なご家庭もあります。
4人家族(夫婦+子供2人)
意外にも赤ちゃんひとり分と子供2人のボトル消費量と差ほど変わりません。
こちらも使い方次第では安く抑えることは可能です。
アクアセレクト(天然水)の場合
家族構成 | 月額料金 | 使用量 | ボトル数 |
---|---|---|---|
1人暮らし | 2,900円 | 800mℓ/日 | 2本/月 |
2人家族 | 2,900円 | 1ℓ/日 | 2本/月 |
3人家族 夫婦+子供 |
4,350円 | 1.2ℓ/日 | 3本/月 |
3人家族 夫婦+赤ちゃん |
5,800円 | 1.6ℓ/日 | 4本/月 |
4人家族 夫婦+子供2人 |
5,800円 | 1.6ℓ/日 | 4本/月 |
アクアセレクトは天然水になりますので、アルピナよりは少し割高になります。
それでも天然水ウォーターサーバーの中では群を抜いて安いです。
サーバーレンタル料・配送料・メンテナンス代が無料なので、かかる費用はお水代だけになります。
・安くて安全なウォーターサーバーはそこまで多くない